まず設計の根拠となるのは、日照と通風です。そのためには家全体を個室の集合体と考えない事です。むしろ、一つの大きな箱と捉えて、まずそこに充分な日照と通風を取り入れます。

家は、お子さんが巣立ったあとの家のあり方にも変化を与えます。一生を考えて家づくりを考えていきます。

生きている人間が住む家なのです。指が触れる空間はやはり自然の材料が気持ち良いものです。アズで使う造作材はすべてが無垢の木材です。つまりは本物の木材です。この無垢材で造る家だから資産価値が下がらないのです。新築の時よりもむしろ数年たった後のほうが深みを持つ家として評価されます。

本物の木材と自然素材のアズの家の材料は、工場由来の完成品ではありません。組み立てるだけで取り付けることは出来ません。加工された材料を現場で職人さんたちの手を経て、初めて形になります。郷土の木を使う家なのですから、郷土の気候を熟知している職人さん達によって造られる。これがアズの家づくりの基本です。