平屋,間取りや構造の特徴
どう造るのか
建物の構造としては上層階の柱や壁のことを考えなくても良いので、「間取り=建物の構造や外観」と直結するのが特長です。
昔からの日本家屋などを見て分かるように、土間やいろりの上部に美しく力強い骨組みの構造が見られ、それが屋根などの外観の美しさにもつながっています。
外とつながる開放的な空間が最大の特徴です。
開口部が多く広いのが特長で、室内にいても外の風景や庭が見わたせたり、室外室という内とも外ともいえない曖昧なスペース(かつては土間や縁側がその役割)があったりと、内と外がつながる一体感が開放的な空間をつくり、暮らしにゆとりを感じさせます。
まさに昔ながらの日本家屋の原点ともいえる住居なのです。
平屋住宅が人気のもう一つの理由は、2階箇所がないので、構造の自由度が高いという事。
2階箇所がある場合、荷重計算をし、2階箇所の重量に耐え得る柱や梁や壁を用いる必要があります。
その点、平屋住宅は2階箇所の重量がないため、構造制限が2階建住宅のそれよりもとても少なくなります。
階段もありませんので、建物面積のほぼ全てで間取りを構成することが可能になります。