構造体の大切さ!!
2019.06.11
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現場は外部のパネル張りが終了して、大屋根の屋根も完了しました。
このタイミンングで構造見学会を開いているのですが、どうも皆さんお感心を曳かないらしい。
お客さんはどういう理由で完成見学会には顔を出すのであろうか?
多分それは新品のキッチンやユニットバスに興味があるだけで、決して家自体の良い点を見に行っているとは思えない。
その意味で完成見学会というのは、実際の家造りにおいて何の役にも立ちません。
むそろ構造体が裸の状態で見られる構造見学会のほうが、その家の良し悪しを忠実に見せてしまいます。
最近よく、リフォームか新築かで迷っている、と言う話を聞きますが、それも良く分からない。
リフォームというのはどこまで行っても化粧直しの意味しか持ちません、構造体にはいっさい手を掛けないのですから、建築とはまったく違う行為なのです。
金額だけを取り上げて悩んでいると言うのは、まったく当たらない事なのです。
もし築30年の家のリフォームをお考えなら、その構造体つまり柱や張りの補強や入れ替えを伴わないリフォームは、どんなに綺麗になろうと将来にわたっての安全を保証するの物ではありません。
どうか営業マンの甘いせりふだけに騙されずに、ちゃんと建築的な寿命を考えてください。
無駄なものに大切なお金を使ってはいけません。