SDG’Sを目指して -18
2021.09.08
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ブログ
実際の火災においては、家財道具や燃料などの家の中のものが大きく影響するのでこれほど単純には比較できませんが、火災の際に安全かどうかの分かれ目がこの「燃え落ちるまでの時間」であることに間違いありません。それは材料自体が燃えるか燃えないかの違いではないのです。
「木は腐るから長持ちしない」
これはどうでしょうか?
木材の強度は腐らないかぎり1000年ぐらいまでは変わりません。それは法隆寺などの歴史的建造物を見ても明らかです。
「腐る」というのは腐朽菌という菌が生息するからで、その菌が活動できないように保てれば木は「腐る」ことはありません。
ではこの腐朽菌が生息する条件とは何か、というと一般の生物とまったく同じで、①酸素 ②水分 ③温度 ④食物 の4つだけです。このうちひとつが欠けても腐朽は起こりません。