SDG’Sを目指して -50【なぜ今、パッシブ住宅なのか?】
2021.09.24
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②夏モードの壁体内通気・・・
次は壁体内に風を通す工夫です。
一般的に木造住宅は、壁でも天井でも床でもその面を構成する面材(つまり石膏ボードや合板など)の中は空洞になっています。つまり床下、壁内、天井内、屋根裏などはすべて空間になっています。
これらの空間は、普通に造ってもどこかしらでつながっているのですが、これを計画的に最低2センチメートル以上の通気層をつくってつなげます。
計画的に風を通すためには、これらの空間が外部とは遮断される必要があります。この意味においては『季の家』も気密化住宅ではあるのですが、そのC値は2~3.0というところでほどほどの気密といえるものです。