SDG’Sを目指して -87【なぜ今、自然素材なのか?】

2021.10.29
category: ブログ

また、アレルギー的な性格のほかに、少量の化学物質を被爆し続けると、体内に蓄積し慢性的な症状を引き起こすという、中毒症状に近い性格も兼ね備えています。

シックハウス症候群、化学物質過敏症は、まだまだ未解明な点が多い病気なのですが、それはこのようにアレルギー性と中毒性の両方にまたがる病気である事や、アレルギー反応と急性、慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であることにもよるのです。

 

この病気の発症の仕方は、よくコップの水に例えられます。コップは私たちの体、水は化学物質です。毎日1滴づつでも水をコップに注いでいると、いつしかコップは水でいっぱいになります。この時点が発症前夜です。そしてもう1滴だけ水を注ぐと水はあふれます。その後は1滴でも2滴でも水が注がれれば水はあふれるのです。ほんの少量の化学物質でも、発症してしまう体になってしまうのです。

特別な人だけがコップになってしまったのではなく、人はみんなこのコップであって、たまってゆく水の量と、コップの大きさに個人差があるだけなのです。つまり、みんな明日発症しても何の不思議もないのだということなのです。