38年という歳月の重みと、職人としての誠実さ

2026.01.29
category: ブログ
 こんにちは。早いもので、この町で無垢の木と向き合い続けて三十八年が経ちました。
 最近の家造りは、ずいぶんと様変わりしました。
 「安さ」や「効率」が優先され、まるで工場でプラモデルを組み立てるかのような光景を目にすることも少なくありません。
 しかし、人生の集大成として「終の棲家」を真剣に考えていらっしゃるあなた様に、私はあえて申し上げたいのです。
 家造りで本当に大切なのは、カタログの数値や華やかな設備ではありません。
 それは、冬の朝に裸足で歩いても冷たくない木の温もりであり、深い眠りを誘う清々しい空気であり、そして何より「この先何十年も、この家が自分を守ってくれる」という揺るぎない安心感です。
 三十八年前、私が心を込めて建てた家を今訪ねると、柱は深い飴色に輝き、家族の歴史を優しく支えています。
 木は生き物です。その癖を見極め、一寸の狂いもなく組む。この「手仕事」にしか出せない安らぎが、確かにあるのです。
 私は器用な商売人ではありません。
 ただ、木のこと、そしてこの町で暮らす方々のことだけは、誰よりも真剣に考えてきた自負があります。
 人生の新しい一歩を、本物の木の家で。あなたの想いに、私の全人生をかけて応えます。