地域工務店の家造りは本当に時代遅れなのか?
2026.03.17
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蓄熱と放射——「土と木」の熱容量
パッシブデザインにおけるもう一つの重要な要素は、素材の「熱容量」です。
現代の断熱材は「熱を通さない」ことには優れていますが、「熱を蓄える」ことはできません。
そのため、暖房を切ればすぐに冷え、冷房を切ればすぐに暑くなります。
対して、大工の家で使用される土壁や無垢の太い柱は、大きな熱容量を持っています。
冬の間、昼間の太陽の熱を土壁がじわじわと蓄え、夜間にそれを放射することで、室内の温度急落を防ぎます。
この「輻射熱(ふくしゃねつ)」による暖かさは、陽だまりにいるような柔らかな温感です。
空気を温めるだけのエアコン暖房とは異なり、身体の芯から温まるこの感覚こそが、日本の冬における「家族の団欒」の背景にあったのです。





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