オーガニックは美味しいか?

なにで造るのか

 オーガニック食品の購入動機に関する消費者調査では「美味しいから」というのが多い。
また、学校給食の分野では、野菜嫌いの子供がオーガニックなら喜んで食べるという例が数多く報告されています。

 よって、一般論としては「オーガニック食品は美味しい」と言えるでしょうが、個々のケースで必ず美味しいかというと、それはなかなか断言し辛いですね。

 家庭菜園で野菜を作った経験のある方なら実感できると思いますが、同じ畑で作った同じ品種の野菜でも、タネを蒔いた日やちょっとした条件の違いで、一つ一つ微妙に味が違う。また、収穫後の保管方法によっても味には違いが出ます。

 例えばトマト。
 遠距離流通する場合は、赤く熟す前に収穫して出荷します。これは、スーパーの店頭に並ぶときに、熟しすぎてしまうのを防ぐためです。

 本当に美味しいトマトを食べたいと思えば、畑で真っ赤に熟したものをその場で頂けば良い。しかし、都会ではなかなか難しいですからね。

 一ついえることは、オーガニック食品は自然に近い味がする。

 これは、家庭菜園をオーガニックでやってみれば誰でも実感できるはずです。

 畑がなくても、プランターで作れる野菜もたくさんあります(トマトは比較的カンタンです)。庭やベランダでぜひ試してみてください。