なぜ、天竜杉か?-18

2019.10.01
category: ブログ

このことを受けて静岡県では、県産材KDの更なる消費拡大を目指して、「しずおか優良木材の家 支援制度」と称して、県産材KDで建てた住宅に助成金を支給する制度ができました。
平成17年度の実績は募集100棟に対して、応募総数約170棟とたいへん好評でした。

これに追随するように静岡市や浜松市でも、同様の助成制度が実施されています。

以上のような理由から、地域材であれば何を使っても良いわけではないのです。
大前提はお客様にとってよりよい家造りをすることです。

最近の木造住宅では、プレカット加工と呼ばれるコンピュータ制御のミリ単位の加工が主流です。
上棟後の収縮変形の度合いが大きい未乾燥材では、いくら新築時にミリ単位の加工をしようが、補強金物で締め付けようが数年後の変形には対応できません。

できるかぎり乾燥収縮が少なく、その品質が明示されたKD材(人工乾燥材)を使うべきなのです。