循環型社会の家造り-43

2019.02.11
category: ブログ

さらにもうひとつ、この壁体内の通気には大事な役目があります。

常に空気が流れることで、構造材である木材を常に乾燥状態に保って腐朽を防ぐことはもちろん、表面材までも乾燥状態を保てるということです。

乾燥状態の表面材は室内の湿気を吸い取ります。結果として室内の湿度を下げることになります。
実際に夏場においては外気と約1%湿度差が生じます。

同じ室温であっても湿度が低ければ、体感気温は低く感じます。
この除湿作用がサラッとした涼感を生んでくれ、同じ気温でも涼しく感じることができます。

以上が夏場の「二重通気工法」による「パッシブシステム」です。