循環型社会の家造り-5

2019.01.17
category: ブログ

 しかしながら「温室効果ガス6%削減」は国際会議での約束であり、国会でも批准された以上絶対に果たさなければならない国際的な使命なのです。
日本は国の施策として更なる省エネルギーや二酸化炭素排出削減を進めざるを得ない状況であり、その役割を家造りや森林活性化などにも求めています。

 具体的に国は6%の二酸化炭素削減量のうち、約3分の2にあたる3.9%を国内の森林が吸収する分として計上しています。
狭い国内でこれから森林化が進んでいくわけでもないのにどうして現状から3.9%もの量の二酸化炭素を森林が吸収増大できるのでしょうか?

 実はこれは「現状の森林をそのままにして、森林の拡大で二酸化炭素の吸収量を増やしましょう」ということではなく、「国内の50%以上を占める人工林の積極伐採によって二酸化炭素の吸収量を稼ぎましょう」ということなのです。