SDG’Sを目指して -79【なぜ今、のびやかな空間なのか?】
2021.10.12
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ブログ
3-8、可変性(フレキシビリテイ)を持つ間取り
戦後の大量生産、大量消費によって造られてきた、工業生産品的住宅のもうひとつの弊害が「家の短命化」です。
理由はさまざまにあるのですが、産業として拡大再生産を行うために、家を短命にして早いサイクルで家を建て直してもらう必要があった住宅産業界の政策に、まんまとはまってしまったと言うしかありません。
かくして「家の寿命は30年」などと、勝手に言われてしまうようになりました。
たしかに、家自体の寿命を短命にする家造りは行われてきましたが、建替えられたすべての住宅が老朽化のために建替えられたわけではありません。
むしろ10年20年という時の流れにより、家族の生活パターンや構成そのものが変わってしまったために、家の機能がその変化に追いつかずに建て替えるということも多いのです。