SDG’Sを目指して -96【なぜ今、自然素材なのか?】

2022.01.05
category: ブログ

高気密化された住まいと、換気不足の住まい方、都市の大気の乾燥化やエアコン、床暖房の普及などによって、過乾燥現象が見られるようになったのです。

近年、インフルエンザ流行の折に、介護施設などで高齢者が集団で亡くなった事件は記憶に新しいところですが、これは極度の低湿度環境下でのウイルス感染の恐ろしさを、如実に伝えてくれました。

空気中に飛沫したインフルエンザウイルスは、相対湿度が50%以上だと比較的早く死滅してしまうのですが、35%以下では驚くほど長く生き続けることが分かっています。

まして抵抗力の衰えた高齢者ではたまったものではありません。

 

高すぎればダニやカビが繁殖するし、低すぎればウイルスが活発になる。

湿度の調節、これを調湿といいますが、案外たいせつなものであることがお分かりいただけましたでしょうか。