SDG’Sを目指して -97【なぜ今、自然素材なのか?】

2022.01.06
category: ブログ

自然素材の持つ「呼吸する素材」という特徴はこの「調湿性能」があるということなのです。調湿は、湿気を吸ったり吐いたりすることでおこなわれるため、これを「吸放湿性」とも言っています。

 

4-5、住まい方と自然素材

では、この自然素材だけを使って家を造れば、ダニもウイルスもいない家になるかといえば、決してそうではありません。

これらは、表面に接する空気から湿度のやりとりをするだけで、室内のすべての湿気の吸放湿をする訳ではないのです。当然その量は微量であり、湿度の微調整をしてくれる程度、と考えるのが妥当です。

また、即効性を期待することも誤りです。

「自然素材」は、春夏秋冬の季節の環境変化のリズムにあわせて、湿度調整の役割を果たします。台所での煮炊きや、浴室の出入りによる急激な水蒸気の発生に対しては、当然、換気によって対応する必要があります。