住宅設計とは「生活のルール作り」のことです

どう考えるのか

 
 住宅設計とは住む人ごとの住宅内の動線(動き方の線)を考える事です。

 動線はそれぞれの作業や目的で変わってきます。

 また時間軸でも変わって行きます。つまりはご家族それぞれが1日の中でいつ、住宅のどの部分でどのような事をするのかを考える事が設計だと言えるのです。

 ですから住宅設計とは、「どう造るのかより先に、ご家族同士で住宅をどう使うのか、というルール作りをしましょう。」ということなのです。

 この辺をご理解いただかずに、住宅設計を他人であるプロに任せっぱなしにすれば、収納はあるだけ欲しいし、部屋数も取れるだけ取って、ということになり、住み始めてから広いばかりでムダだらけの高い買い物を後悔することになってしまいます。
 住み
やすい、住みにくい、などという言葉を言い換えれば、それはご家族同士のルールが明確で住宅内の動線がスムーズかどうか、ということなのです。