岡田實・一寿【有限会社 岡田電気】 談話

どう造るのか

 電気屋として独立して40年になります。

 高校生の時代から手伝っていてくれた息子もすでに45歳になり、アズさんというか永田さんとのお付き合いもその頃からです。

 アズさんになってからはもちろん全部の仕事をしていますが、永田さんが独立する以前の会社の頃からのお付き合いで、アズの仕事をしている職人連中の中でも私がもっとも古株です。

 アズさんは独立当時は住宅よりも店舗の仕事の方が多かったので、店舗の最終工程の仕上げ工事や照明取付工事で、最終日の夜中まで一緒だった記憶がたくさんありますね。その頃から永田さんは現場でずっと一緒に居てくれました。

 特に指示があった訳ではないけど、職人さんだけ置いておけない、って言ってとにかく朝まで付き合ってくれましたね。

 そういう実直さと真面目さというか、その辺が30年以上もお付き合いしている信頼関係になっているのだと思います。

 最近は住宅専業になったせいか夜中まで仕事をするようなことはありませんが、現場で毎日顔を合わせる事は変わっていません。

 28年商売をやっていて扱うものが店舗から住宅にシフトしたけれど、建築に対するこだわりや凝ったデザインなどは、やはり店舗デザインからスタートした人だなと感じるところです。

 仕事もそれなりに細かくて厄介だけれど、逆に職人根性をくすぐる部分でもあります。

 息子ともども、今後ともより長いお付き合いをお願いしたいところです。