正しく造られた風呂、浴室はカビません。

どう造るのか

もう一つの大事な事・・・防水壁と縦区画

もちろん風呂や浴室は「どんな風に造っても在来工法が良い。」という訳ではありません。

水蒸気の処理の理論を知って正しく対処した施工の風呂、浴室で無ければなりません。

その中でもうひとつ大事な要素が『防水壁』です。

内装が自由なのが在来浴室だとすれば、その自由な内装は必ず完璧な防水壁を施工した中に造らねばなりません。

つまり木造住宅の中で唯一お湯や水を使うための部屋である浴室は、他の区画と完全に遮断されねばならない、ということです。

木造である以上、柱や梁は湿気に影響を受けます。だから浴室で発生した水蒸気は必ず浴室内で処理されなければなりません。

そのためには浴室の四方は防水壁で、他の区画からは完全に縦で遮断されなければなりません。

風呂や浴室をこの細かな点まで考えられて施工しているかどうか。水がちゃんと切れるような収まりになっているかどうか。そんな細心の注意を払って施工しているかどうか・・・という違いが施工業者の違いであり、在来浴室を勧めるのかどうかの違いではないでしょうか?