無垢材の家造り

なにで造るのか

 一般的に「納まり図」といわれるこのような図面をアズでは窓やドア枠、巾木、天井廻り縁・・・各所ごとに作成しています。

 図面中の斜線部分が枠材なのですが、この材を新建材を使わず無垢材を加工して使用しているからです。つまりは無垢材の加工図として必要だから書いている図面なのです。

 一般的な工務店や大手住宅メーカーさんの家は、この部材に工場出荷の組み立て式の新建材を使いますので、当然このような面倒な手間の掛かる図面など必要とはしません。

 しかしながら産業としての住宅とは別に建築という世界で建築物を見た場合、この「納まり」というのは設計者の意図をインテリアに最大限表現するとても大切なものなのです。

 つまり、この納まりの部材の寸法の違いで内装はまったく違う表情を持つからです。

 一般的な住宅にそんな事まで求めなくてもいい、という意見もあるでしょうが無垢材を加工してちゃんと建築する工務店としては、そんな事がとても許せないのです。

 窓枠、ドア枠、木枠、巾木、廻り縁・・・そんな大切な住宅の表情をつかさどる部材を安易に新建材で代用している安いだけの家に、はたしてどの位の価値があるのでしょうか?

 面倒くさい、手間が掛かる・・・でも、良い家を造るためには絶対に必要なことならば、アズはこれからも続けていきます。

 これがアズの無垢の家造りの一端です。