借景を愉しむお風呂、浴室です。
どう造るのか
風呂や浴室を在来にする最大の目的は、外部に坪庭などを造りそれを眺めながら入浴できるような浴室を造る事です。
このように表の景色を内部に取り込む工夫を「借景」(つまり、景色を借りてくるという意味です。)と言います。
ではユニットバスで借景を愉しむ事は出来ないのでしょうか?
答えは、不可能ではないけれど完璧ではない、というところでしょうか。
ユニットバスはパネルで6面を構成して、一つの箱を形成しています。 その特性から壁一面を端から端まで開口するような窓が付けられません。
また浴槽からも立上り部分が無いと窓が付けられません。
この特徴から借景できるような大きさの窓を適した位置に設置する事がほとんど不可能なのです。
何せマンションのように窓を付けない前提で開発された商品なのです。
大きな窓を設置する事には適した商品ではありません。