皆さん家造りの際にもっとも気を使われるのが「収納」ではないでしょうか？

「どこでもいいから、取れるところにいくらでも…。」などという無茶な要望もあながち笑い話ではなく、よく聞かれることなのです。

ここに落とし穴が…。

　収納というのはその性格上、必要な箇所に必要な容量であることが大切なのに、皆さん計画段階ではその種類も容量もあまり把握されていない場合が多いのです。

　各室には寝具と季節の洋服、脱衣室には家族全員の下着とタオル類、などなど、その室の用途にしたがって収納すべきものをリストアップしてみれば良いのです。

　この作業をしてみると、皆さんあれだけいろいろ収納を造ったのに、玄関周りの収納だけがあまりにも少ない事に気が付くのです。

　箱モノの下駄箱のみ、なんてもってのほか。できれば外出用のコートや土間における収納箇所がほしいところ。

　ここで一度検討してみる価値があるのが「下足室」。

　現状の玄関ホールの1.5倍のスペースが必要ですが、その使い勝手は抜群。なんといっても玄関先に靴一足出さない生活が可能になるのです。

　しかも苦労なく…。