オーガニックの目的はなにか?

なにで造るのか

 オーガニックの目的は何かと問われれば、多くの人は「化学農薬や化成肥料を使わないで、食品の安全性を高めること」と答えるでしょうか?
しかし残念ながら、食品の安全性というのは、オーガニックの目的ではなく結果に過ぎないのです。

オーガニックに何を求めるか? それは人それぞれ、「安全」「健康」「美味しい」「綺麗」などなど、どのように考えてもいい。

 でも忘れてならないのは、私たち人間は微生物や植物がいなければ生きていけないという事実です。

微生物が自然界にある有機物を分解し、それを植物が吸収して育ち光合成で栄養を作る。私たち人間を始めとする動物はそれを食べて生きている。

 土の中でも水の中でも地球上の生命はすべて食物連鎖でつながっています。

 つまり、私たち人間が末永く健康であろうと願えば、微生物や植物の生存環境(汚染のない水・大気・土)を考えないわけにはいかないのです。

ゆえにオーガニックは、化学農薬・化成肥料、そして環境ホルモンや遺伝子組み換え技術を避けて、自然のままの健全な食物連鎖を目指すのです。