『個の時代』の家造り
どう考えるのか

20世紀が「組織の時代」であったなら、21世紀は「個の時代」であると言われます。
それはなぜでしょう?
考案するという作業は、人間にしかできません。高度な解析ができるコンピュータでさえ、与えられたプログラムによって活動し結果を出す事はできますが、考案する事はできません。
それどころか与えられたプログラムやシステムでさえ、人間が考案しコンピュータに教え込んだものです。
組織や会社や企業も、厳密には考案する事はできません。組織に属する人間によってのみ考案されるのです。
考案…すなわちアイデアを出す事ができるのは、人間の脳髄だけです。つまり、考案するという作業は絶対的に『個人』の活動なのです。人間の脳髄は発明すら可能で、火の無いところに煙を立てるようにまったく新しいアイデアを思いつくことができます。