高気密住宅と24時間換気の悪法!
どう造るのか
「高気密住宅」というのも、昔のスキマだらけの家をスキマを無くして暖かくしましょう、という意味では間違ってはいないのでしょうが、どうも行き過ぎた感があります。
かつてツーバイフォー住宅が紹介されたばかりの頃に、ストーブの燃焼ガスによる事故が起こった時代があります。
また昨今では10年以上前に大量に売り出されたFF式のストーブに欠陥があり、死亡事故も起きています。
家というのは、生物である人間が住まうためのものです。
密閉化だけ進めればこのような事故が起こるのは当たり前で、換気性能というものが合わせて重要な機能なのです。
気密とは空気の行き来を遮断するもの、かたや換気は空気を入れ替えるもの。このまったく矛盾する機能を同時に満足させることなどできるのでしょうか?