I様談

とにかく3人の子ども達がいつも楽しく過ごせるような、おもしろみのある家にしたかったんです。それを形にしたのがこのスキップフロアですね。
なんと言ってもこの家は、リビングから中二階、2階、2階の中二階からロフトっていう五層構造ですから。木の空間でできたこの五重空間は、もう本当に木製のジャングルジムですよ。こんな家は他には絶対ないでしょ。他にない家に住んでいるっていうのが本当に自慢ですね。
私達夫婦は育った家庭環境がよく似ていて、家では家族が常に同じ空間で過ごしていたんです。だから新居も家族が常に一緒に仲良く過ごせる暮らしがしたいと思ってオープンな空間を希望していたんです。それがアズさんの提唱する家造りとピタリと合ったのですね。ただ実はここまでユニークな造りだとは思わなかったんですけどね・・・

まあ、これほどユニークな造りの家だけにプランニングには時間を掛けましたね。4ヶ月以上掛かったんですが、何十回と重ねた打ち合わせの席で永田さんは、僕達が希望を口で伝えただけでその完成形を頭に描けるので、ここをこうするとこうなるよ･･･とそれを瞬時に丁寧に説明してくれたのが有り難かったですね。こんな入念な打ち合わせのおかげで、着工後はほとんど変更がありませんでしたね。
着工してからはうれしくてうれしくて、仕事帰りにほとんど毎日現場をのぞきに来ましたね。ベタ基礎の鉄筋工事が出来上がった時は、夕方一度覗いてから夜に再び家族全員連れて見に来ましたよ。この時しか見られない貴重な過程だから家族で見ておいた方がいいと思ってね。（笑）でも街で他の現場を見かけても、あんなにきれいで整然とした鉄筋はありませんよ。基礎がしっかりしているのを見ておくと安心して住むことができますね。
毎日現場に行くもんだから業者さん達に顔を覚えられちゃって「アズさんだったら安心だよ。」って太鼓判を押されたことが今でも心に残っていますね。