循環型社会の家造り-11

2019.01.19
category: ブログ

以上が、「今の地球環境の問題」「今の国の姿勢」「今の郷土の山の状態」です。

お分かりいただけたでしょうか?
今の地球環境を考えると、地球温暖化防止のために二酸化炭素を削減しなくてはならない。
そのために各国が協調する中で日本も6%削減を国際的に約束してしまっている。
国はその内の3.9%分を「人工林」の積極伐採によってまかなおうとしている。
しかしながら、国産材の需要が少ないために林業は衰退し、山は荒廃している現状である、ということです。

つまりこのままの状態では、日本は国際的な約束は守れないし、地球環境はますます悪化していってしまう、ということなのです。

この悪循環を断ち切り善循環に切り替える唯一の方法は、国内林業の再生しかありません。
国産材が積極的に活用され、林業が助成金などに頼らずに産業の中で自立することでしか解決の方法はないのです。
そして期待される国産材の用途の最大にしてほとんどが木造住宅です。

これが地域材を使わなければならない理由です。