循環型社会の家造り-12

2019.01.21
category: ブログ

1-4、地域材であれば何でも良いのか?

では地域材であれば何を使っても良いのでしょうか?

確かに前章で述べたように、山の荒廃を救い地球環境に貢献する為だけの家づくりであれば何を使ってもかまわないのでしょう。
しかし「家づくり」というものはほとんどの方が一生に一度の思いで決断し、一生を掛けて支払っていく生涯で一番大きな買い物なのです。
「地球環境のために」とか「山の荒廃を救うために」という立派なお題目のために行うものでないことは確かです。
誰しもが家族のために自分のために最善の住宅を造りたいのです。

ですからまず地域材を使うことが、その家自体にとって良いことでなければなりません。
住宅建設の材料としてみた場合、地域材でありさえすれば何でも良いというわけにはいきません。

ここで「木材」とはどういうものか説明し、住宅資材としての大切な指標をお話します。