高齢化や核家族化、世帯人数の減少などの住宅問題を解決してくれる家として、いま平屋住宅が注目を集めています。

　もともと平屋住宅が主流だった日本の住宅が、複層階になったのはまだ近年のことです。

　平屋住宅は、広い土地を持つ人だけが建てられる家というイメージが定着していましたが、家族の高齢化によるバリアフリーの必要性や、核家族や少子化による世帯数の減少などにともない、多くの部屋数を必要としない平屋住宅が、現代の住宅事情に適した住宅として見直されています。

　また、そんなに土地が広くなくても建てられるプランも数多く出てきているため、より現実的に購入が検討できるようになりました。

　このような背景を踏まえたうえで、平屋住宅の建造物としての特長を説明していきます。