循環型社会の家造り-72
2019.03.15
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ブログ
4-2、住宅との関係
シックハウス問題は、住宅の主に内装材に何を使ったかに関係してきます。
住宅で大量に使われる代表格が建材類です。
問題発覚当初は新聞報道によって、ビニールクロスとその接着剤に含まれるホルマリンだけが悪者のようにされたので、誤解をしている人が多いのですが、前述のように問題を引き起こす化学物質は多種多様に渡っているのです。
国は法律でホルマリンだけを規制して、これを含まない建材を4つ星商品として流通させ、4つ星商品であればどう使ってもシックハウスにならないかのように言っています。
しかしながら危険物質は、ホルマリン以外に星の数ほどあるのです。徐々に規制品目は増えていくのでしょうが、所詮工場で作られる工業品である以上、何らかの化学物質が含まれるのは明らかなのです。
おそらく、危険物質と疑わしきものの規制をすべて行えば、建材産業や住宅産業はまったく成り立たないものになってしまうでしょう。
つまり、工業生産品である建材というものすべてが、100%安全とは言い切れないということです。