SDG’Sを目指して -53【なぜ今、パッシブ住宅なのか?】
2021.09.26
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ブログ
いずれにしてもこの床下の逆止弁付の給気口と、屋根裏の開閉可能な排出口によって、24時間休むことなく新鮮な涼しい空気が床下から屋根裏へ向かって吹いている状態になるのです。
この空気の移動の際に接している床面、壁面、天井面は熱を奪われます。熱を奪った空気は暖められ対流現象によって流れを加速する側に働き、逆に熱を奪われた内装材は冷やされて表面温度が下がります。
同じ室温であっても、まわりの内装材の表面温度で感じる熱量は違います。またその作用によって徐々に室温も変わっていきます。最初、同じ室温であってもまわりの内装材の表面温度が低ければ、室温は徐々に下がっていきます。
この効果によって、壁体内に通す風の力で室温を下げることができるのです。