私の好きな噺家さんである立川志の輔師匠が入っているという「宇宙意志の会」。

日頃の自分の失敗やスケベ心が、自らのものではなく、すべてが宇宙の意志で行われていると考えると楽になる、という教え。

もちろん入会料も会費も無いジョークの会であるが、私は一つの心理がここにあると思っています。

最近、特にこれを感じていて、この考え方が必要だと実感しているのです。

4年前から調子の悪い業績も、今月はどうなるんだろうってハラハラして迎えますが、何とかなって終わっている、であれば最初から何も心配することなく平然と過ごせばよいのに、毎日毎日を何かに脅迫されているように過ごしてしまう、また疎の連続の毎日に疲れて落込んでしまう。

すべてが宇宙の意志だとすれば、自分ではどうしようもないのだから逆に気が楽になる。

商売がうまく行かないのも、利益が上がらないのも、すべてが宇宙の意志だからしょうがない、自分のやるべき事だけを一生懸命やるだけ、そのようにシンプルに考えると、うまく行ったダメだったという未来に対する余分な心配が無くなるのである。

つまりは、毎日を何の心配も無く、平然と活きましょうということになのです。

ただこれによると、「自分がスケベなのも女好きなのもすべてが宇宙の意志である」のだから、私生活がどう乱れても誰も責任は取れない、宇宙の意志なのである。

つまりは、とてつもなく自分に責任を持つような考え方なのである。