循環型社会の家造り-57

2019.02.23
category: ブログ

 私は、子供に個室が必要か不要かを言っているのではありません。
住宅において、間取りやプランニングによってこれほど行動パターンに違いが出るのだということを、分かっていただきたいのです。

 そして、本当に望ましいと思う家族の行動パターン、つまり生活パターンは各家庭ごとに違うのだということをご理解頂きたいのです。

3-5、誤った西洋化への反省

 住宅はいつの時代から3LDK,4LDKという、個室の集合体として認知されてしまったのでしょうか?

 少なくとも、戦前のフスマや障子でしか仕切りがなかった家や、ちゃぶ台を片付けて布団を敷いていた家には、個室の概念すら無かったはずです。
 個室の集合体としての住居。
それは間違いなく戦後の高度経済成長期に作れられた、中途半端な西洋化住宅なのです。