浜松にも地元材があるって知ってました?
2018.09.13
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どうも林業の話など、いつも聞いている訳じゃないから、知らない人も多いのだけれど、あなたの住んでいる浜松市は、実は林業の盛んな地域なんです。
「金原明善」という人を知っていますか?
彼が財を成し、天竜の山に杉の木を植えた明治時代から100年以上が経ちました。
戦争を挟んで彼らの植えた苗木は大きく育ち、すでに主伐期は大きく過ぎました。
今、天竜の山は大きく育った杉の大木が溢れんばかりに植わっているのです。
実はこの住宅の材料として良質で人気も高いこの天竜杉は、こんなに立派に育っているのに150年前にこの木を植えた先人達の重いとは別に、やっかいもの扱いさえされてしまっているのです。
この浜松という地域で家を造るのであれば、この地域で育った立派な人工林をぜひ使ってもらいたい。
正直に言って価格は決して安くはありません。しかし地場材の持つ意味は建築材料だけではないのです。
山を保水し、川を守り、近隣の海を豊かにする原点はすべてこの森なのです。ここにお金を還元して、地域の環境を守らなければなりません。
だれがどうしたということでなく、天竜の河口域で暮らしているのであれば、自分が暮らす環境そのものに配慮するような消費行動を取らなくてはいけません。
そんな地場材を使う意味が少しでも分かるような「天竜杉の家」の見学会を行います。9月22.23.24日(土日祝)です。ぜひご参加ください。