SDG’Sを目指して -56【なぜ今、パッシブ住宅なのか?】

2021.09.28
category: ブログ

②冬モードの壁体内通気・・・

夏モードにおける「二重通気工法」は、室内と壁体内の二重通気だと説明しましたが、冬モードにおいては壁体内だけでの二重通気が鍵となります。

『季の家』は断熱材の内側の通気層とは別に、断熱材の外部と外装材の間にも通気層を持っています。

本来は外装材の内部の乾燥状態を保つためのもので、土台下から外気を入れ、屋根の軒裏から排出する通気層です。

つまり断熱材をはさんで、外側と内側に二重に通気層を持っているのですが、この外部の通気層を集熱部分として積極的に内部に取り込むことで、冬場の暖房効果を上げることも可能です。